基礎知識

【基礎から練習】ドローンスクールの実技練習7項目

ドローンの操縦練習
waikler

この記事では横浜ドローンウォーカーのスクール講習で実際に練習する実技項目を紹介していきます。

基礎的な練習内容ですが、それぞれしっかり習得できるようにしましょう。

独学でドローンの操縦技術を向上させたい方・またドローンスクールの経営に興味がある方で実際どんなフィールドが必要なのか?

参考にしてみたい方はぜひチェックしてみてくださいね。

吉武編集長
吉武編集長
ドローンの基礎訓練

ドローン実技用のフィールド

ドローン実技用のフィールド

ドローン実技用講習のフィールドになります。

8m四方の長方形の四方にカラーコーンを設置します。

自前で広い土地を持っている方や体育館などを利用して練習したい方も
是非参考にしてくださいね。

吉武編集長
吉武編集長

屋外フィールドか屋内フィールドかで難易度が変わる

各スクールの判断にもなりますが、屋内フィールドか屋外フィールドかで操縦の難易度が変わってきます。

屋外では、風の影響を受けるため、特にATTIモードでは操縦難易度が上がります。

体育館など屋内フィールドは雨天など天候の悪影響なく常に練習できることが魅力的です。

ただしドローンを実業で活かすには屋外での運用が基本なので、屋内での練習がメインの方も必ず屋外で練習する機会を作るべきでしょう。

ドローン屋外フィールド
屋外フィールドは開放的

屋内フィールド
ドローンの基礎訓練

前後移動

ドローンの前後移動
  • 高度 : 1.5m(±0.5m)
  • ドローンの速度 : 歩く速度を目安
  • GPS: ON ・ OFF
  • ヘディング : 一定方向
  • 移動 : 前進・更新

訓練の目的

機体を安全にヘリパッド上空から奥のコーンまで移動すること。

訓練の手順

①高度 1.5m を維持しヘリパッド上空で 3秒間ホバリング。

②教官の合図により機体を奥のコーンまで高度を維持し前進させる。

奥のコーン上で 3 秒間ホバリング。

③教官の合図によりヘリパッドまで高度を維持しながら後進しヘリパッド上空で 3 秒間ホバリングさせる。

訓練のポイント

  1. ヘディングを合わせる。
  2. 機体の動きに注視し早めに修正。
  3. 遠近感の確認

ミスしやすい点

コントロールスティックを斜めに動かしたり大きく操作しがち。

操縦になれないと機体とコーンの遠近感が定まらないことです。

スティックを真っ直ぐにいれ続けるのは意外と難しいです。

動画で見る

ドローンの基礎訓練

左右移動

ドローン左右の平行移動
  • 高度:1.5m(±0.5m)
  • スピード : 歩く速度
  • GPS: ON ・ OFF
  • ヘディング : 一定方向
  • 移動 : 右横進・左横進

訓練の目的

機体を安全に1↔4 まで移動させること。

訓練の手順

①高度 1.5m を維持しコーン 1 上空で 3 秒間ホバリング。

②教官の合図により機体を 4 番コーンまで高度を維持し横進させる。

コーン4上で3秒間ホバリング。

③教官の合図によりコーン 1 まで高度を維持しながら横進し、コーン 1 上空で 3 秒間ホバリング。

訓練のポイント

  1. ヘディングを合わせる。
  2. 機体の動きに注視し、早めに修正する。
  3. 遠近感の確認

ミスしやすい点

コントロールスティックを斜めに動かしたり大きく操作しがち。

遠近感が定まらない。

動画で見る

ドローンの基礎訓練

スクエア

ドローンスクエア移動
  • 高度 : 1.5m(±0.5m)
  • スピード : 歩く速度
  • GPS: ON
  • ヘディング : 進行方向
  • 回転方向 : 時計回り
  • 移動 : 前進

訓練の目的

カメラを使用し確実に目標物を捉え、直上に移動する。

訓練の手順

時計回りの場合

①コーン 1 直上でホバリングし、コーン 2 をカメラで捉える。

②カメラを真俯瞰にする。コーン 2 に前進し直上でホバリングする。

③カメラを前方に戻す。90 度右旋回し、コーン 3 をカメラで捉える。

④カメラを真俯瞰にする。コーン 3 に前進し直上でホバリングする。

⑤以下同様にコーン 1 まで周回する。

訓練のポイント

  1. 機体の動きに注視し早めに修正。
  2. 右側面、左側面、対面では常に進行方向を意識する。

ミスしやすい点

右側面、左側面、対面では舵を間違えやすい。

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ドローンの基礎訓練

バーチカル&ピルエット

バーチカル&ピルエット
  • 開始高度 : 1.5m(±0.5m)
  • 目標高度: 5.0m(±1.0m)
  • スピード : 歩く速度
  • GPS: ON
  • ヘディング : 進行方向
  • 回転方向 : 時計回り・反時計回り
  • 移動 : 前進

訓練の目的

目視で操縦し、舵の調和を図り円滑なコントロールを習得する。

訓練の手順

①高度1.5m でコーン1上でホバリングした後、90度左回転を行う。

教官の合図で高度約5mを目標に機首を180度回転させながら上昇させる。

②コーン1上からコーン4に移動する。

③コーン4上でホバリングする。

高度1.5mまで機首を180度回転しながら降下する。

④ホバリング後、コーン1の上まで移動する。

訓練のポイント

  1. 高度を上げた際に機体の見え方が違うことを感じ取る。
  2. 上昇降下時は一定の回転速度でゆっくり行う。

ミスしやすい点

上昇降下完了前に回転が終わってしまう、

または終わらないこと。

回転の速度と上昇の速度、両方を意識して操縦しよう。

スティックのサジ加減を身体にたたき込むことが大切!

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ドローンの基礎訓練

遠方移動

  • 高度 : 指定された高度
  • スピード : 歩く速度
  • GPS: ON
  • ヘディング : 一定方向・進行方向
  • 回転方向 : 時計回り・反時計回り
  • 移動 : 前進

訓練の目的

一定の上昇・降下率で指定の位置まで移動する。

訓練の手順

①スタート地点上空で指定された高度でホバリングする。

②エレベーターとスロットル操作を丁寧に行い、指定された水平距離・垂直距離まで上昇前進する。

③180 度回転・対面し、エレベーターとスロットル操作を丁寧に行い、スタート地点上空まで降下前進する。

訓練のポイント

急な操作を行わない。

風向きに注意し的確なスロットル、エレベーター、エルロン操作を行い移動する

ミスしやすい点

帰還時、対面でのエルロン操作が逆になりやすい。

ドローンが遠方に行くほど向きの把握がしづらくなる。

目視外までドローンを飛ばすことは基礎中の基礎なので、すぐに向きが把握できるように訓練しておこう。

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ドローンの基礎訓練

8の字移動

ドローン8の字移動
  • 高度 : 1.5m(±0.5m)
  • スピード : 歩く速度
  • GPS: ON
  • ヘディング : 進行方向
  • 回転方向 : 時計回り・反時計回り
  • 移動 : 前進

訓練の目的

舵の調和を図り、円滑なコントロールを習得する。

訓練の手順

①センターコーンからスタートし、右(左)コーンを直径とする円を目安に回る。

②センターコーンに戻ったら左(右)コーンを直径とする円を目安に回りスタート地点に戻る

訓練のポイント

円の切り替えし時のスティック操作に注意する。

ミスしやすい点

均等に円が描けない。

速度が一定にならない。

ここから難易度がアップします。

しつこいくらい練習を繰り返して、身体に操縦の基礎をたたき込みましょう。

クリア条件

機体から目を離さない。

移動中は停止しない。

常に進行方向に向き、左右均等の円を描くこと。

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ドローンの基礎訓練

ノーズインサークル

ドローン|ノーズインサークル
ドローン|ノーズインサークル
  • 高度 : 指定された高度
  • スピード : 歩く速度
  • GPS: ON ・ OFF
  • ヘディング : 一定方向・進行方向
  • 回転方向 : 右周り・左周り
  • 移動 : 右横進・左横進

訓練の目的

目標物をセンターに捉え旋回移動する。

訓練の手順

①コーンをカメラで捉える。

②指示高度を維持しコーンを中心に360度旋回させる。

訓練のポイント

  1. 舵の調和を図る。
  2. 機体の動きに注視し早めに修正する。
  3. 遠近感の確認

ミスしやすい点

遠近感が定まらない。

速度が一定にならない。

クリア条件

補助員を付け機体から目を離さない。

移動中は停止しない。

カメラは常にセンターコーンに向き距離を維持すること。

動画で見る

フィールド練習の次は空撮!

吉武編集長
吉武編集長

フィールド練習を積んだ後は、様々な絶景を空撮してみましょう!

空撮を繰り返すことで現場で必要な操縦技術がもっと上達します!

こちらの記事をご覧ください。

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吉武穂高
吉武穂高
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ドローン操縦時間500時間超。日本全国の絶景を空撮しております。日本一わかりやすいドローンメディアとして丁寧な編集を心がけていきます。DRONE WALKERは国土交通省HP掲載団体です。
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