ズーム&照明機能付き『Mavic 2 ENTERPRISE』が救助・探索活動に最適!
DJIの産業用ドローン。
Mavic 2 ENTERPRISE
の紹介をしていきます。
リリース直後なので、ざっくりしたスペック概要と性能予測になります。
正確なスペックについては『DJI』の公式サイトをチェックしていただければと思います。
DJI公式サイト:https://www.dji.com/jp/mavic-2-enterprise
Mavic 2 ENTERPRISE とは!?
- 価格:未定(DJIに見積もり型)
- 折りたたみ式
- 4K1200万画素
- 1/2.3インチセンサー
- 光学2倍ズーム
- デジタル3倍ズーム
- 衝突防止ビーコン
- 拡声スピーカー
- 全方向障害物探知
- APAS:高度操縦システム
- 自己発熱バッテリー
- 24G内臓メモリー
ざっくりですが、
ズームカメラ搭載の『Mavic 2 ZOOM』をベースに救助や探索活動に便利な機能を追加装備させたものと思ってもらえればいいかと思います。
Mavic 2 ZOOMについて
- 価格:162000円(税込)
- 機体重量:905g
- 2倍ズーム可能:24-48mm
- ロスレス4倍ズーム:デジタルズーム
- 1200万画素
- 1/2.3インチセンサー
- 4K30fps
- 全方向障害物探知
- 飛行時間31分
- 最高時速:72km
- 伝送システム:Ocusync2.0
2018年に登場した小型高性能の空撮ドローンになります。
今までになかった2倍ズーム撮影可能で、映像クリエイターの撮影のハバを広げ、また家屋の点検などに役に立ちます。
特徴は上部の換装システム
最大の特徴は新型Mavic2の機体上部に取り付け可能な3つのシステムです。
おそらくそこまで高い価格帯ではないので、空撮用機材としても災害活用向けのエントリーモデルとしてもちょうどいいドローンになると思います。
『Mavic 2 ENTERPRISE』の価格や購入方法は?
DJI公式サイト:https://www.dji.com/jp/mavic-2-enterprise
今のところ『DJI公式サイト』には価格の記載はなく、購入する際は『サイト内のお問い合わせ』フォーム形式になってます。
産業分野のドローンはお問い合わせから日本の正規代理店に対して、ケースごとに応じて見積もりを取って販売する形式が取られることが多いです。(マトリスシリーズも同様)
海外のサイト情報などによると『1999ドル』になってましたので、概ねの価格は20万円台前半なのかなと思います。
ベースのMavic2ZOOMに追加装備や機能追加されているので、価格的にはその辺りだとちょうどいい感じですね。
本体ベースは『Mavic 2 ZOOM』っぽい
アームの文字やカラーは若干変わってますが、カメラとその他スペック的にどう見ても2018年8月に発売された
Mavic2ZOOM
と同じです。
実際にMavic2ZOOMを操縦しましたが、
- 2倍ズーム
- 光学3倍ズーム
は非常に便利です。
Mavic 2 ZOOMで撮影した映像
ズーム機能も多用すると今までにない空撮映像が撮影できます。
スポットライト|照明
デュアルスポットライトで夜間でも暗い場所の探索活動を行えます。
モニター画面ですが、結構明るく映し出せますね。
これ夜間探索はもちろんですが、夜間のモデル撮影や照明にもつかえそうですね。
M2Eスピーカー
拡声スピーカーになってますので、呼びかけや作業中の隊員に対してドローンから指示をすることが可能になります。
ビーコン
衝突防止用の『ビーコン』がついており、暗い場所でも視認しやすくなっております。
ドローンにはLEDライトが付属しておりますが、夜間ではすぐに見えなくなってしまいます。
自己発熱バッテリー
ドローンの運用で大切なのはバッテリー管理です。
特に冬場いきなりドローンをフルスロットルで活動させようとすると非常に危険です。
それはバッテリー自体を事前に温める必要があり、その管理は非常に重要です。
自己発熱型のバッテリーは厳しい環境下でも運用するために非常にありがたい機能です。
APAS|高度操縦システム
MavicPRO2独自の自動障害物回避機能になります。
20mほど先から障害物を探知し、自動で飛行ルートを変えて接触を避ける機能です。
またMavicには全方向障害物探知機能がついております。
完全に鵜呑みにするのはいけませんが、操縦者の安全運行の補助になります。
ドローンの墜落原因のほとんど障害物との接触!
ドローンを操縦する上で最も墜落リスクが高い操作は木や障害物に必要以上に近づいてしまうことです。
一般向けのドローンでズーム機能がついたドローンは『Mavic 2 ZOOM』のみでした。
- ズーム機能
- 全方向障害物探知機能
で墜落リスクを大幅に軽減することができます。
https://drone-aerial-corps.com/2016/07/02/post-215/
さらに『Ocusync2.0』で電波干渉に強い!
こちらも『Mavic2』から搭載の新しい伝送システムです。
Mavic2を使うようになってからGPSの補足数が20を超えることも珍しくなく、非常に安定した伝送システムになってます。
こちらも様々な環境下でドローンを運用する際に頼もしい機能ですね。
https://drone-aerial-corps.com/2018/08/18/denpa/
『Mavic 2 ENTERPRISE』の活用場面
消防・災害活動
消防活動における部署配置や災害時における要救助者の探索活動に使用できます。
警察活動
点検業務
カメラのズーム機能を活かして点検業務に活用することも可能です。
まとめ
というわけで新しく登場した『Mavic2EnterPrise』の紹介でした。
一般向けの『Mavic2ZOOM』をベースにしながらも、
- 救助
- 探索
- 点検
など産業分野に生かすために+αの工夫と機能が追加されてますね。
何よりMavicPROシリーズ最大の利点であるコンパクトな携帯性が非常に使い勝手が良いと思います。
現在のところ、公式サイトの情報が一番正確ですのでよかったらチェックしてみてください。
DJI公式サイト:https://www.dji.com/jp/mavic-2-enterprise
マトリス200シリーズ
こちらは防水機能に光学30倍ズームのカメラを積載することが可能です。
防災活動や点検業務に有効で、今回のMavic2の超ハイエンドモデルといえるでしょう。
価格的にはこちらも業者見積もりになりますが、聞くとことろによると『200万円』程度だそうです。
詳しくは『DJI公式サイト Matrice200』で確認し、見積もり依頼になります。
https://drone-aerial-corps.com/2018/04/04/matrice200-2/