【価格はいくら?】測量業務専用ドローン『Phantom4 RTK』徹底解説!
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
2018年10月15日DJIより新しいドローンの発表がありました。
Phantom4ProRTK
になります。
『Phantom4 RTK』の概要
Phantomシリーズのドローンは、空撮業務やフォトグラファーの間で非常に多くのユーザーが利用していたモデルになります。
今回は測量業務などに活用できるよう発売されました。
Phantom4 RTK公式ページ:https://www.dji.com/jp/phantom-4-rtk
Phantom4 RTKの価格は?
DJI公式ページに価格は掲載されておりません。
ただ通常のPhantom4proの4倍程度の価格と聞いております。
たぶん70~80万円くらいだと思います。(あくまでまた聞きくらいですが・・・)
問い合わせページから『DJI公式代理店』に見積もりを取る形式になります。
産業用ドローン『マトリス』シリーズと同じで、各代理店の裁量によって異なります。
『RTK』ってなに??
『 Realtime Kinematic(リアルタイムキネマティック)』の略になります。
従来であれば現場に『基地局』を設置する必要があります。
ネットワーク型の『RTK測量』は、現場で衛星データを取得する。
周辺の電子基準点の観測データから作成された補正情報を組み合わせ、『リアルタイム』で『cm単位』の測量を効率的に行う方式になります。
Phantom4 RTK公式ページ:https://www.dji.com/jp/phantom-4-rtk
RTKモジュール
Phantom 4 RTKに『RTKモジュール』が直接埋め込まれております。
cmレベルの測位データをリアルタイムに提供し、画像メタデータの絶対精度を向上させます。
『RTKモジュール』と『GNSSモジュール』を組み合わせてドローンそのものの飛行の安定と
- 測量
- マッピング
- 調査ワークフロー
に対して正確なデータ取得を可能にします。
【TimeSync】cm単位での正確な測量が可能
Phantom 4 RTK専用の『TimeSyncシステム』になります。
- 専用コントローラー
- カメラスペック
- RTKモジュール
を調整するシステムで撮影した画像に『cmレベル』のデータを取得することができます。
【GS RTK】専用アプリケーション
こちらも『Phantom4 RTK』専用のアプリケーションになります。
- ウェイポイント
- 写真測量
の2つのプランモードを搭載しております。
- ドローンの飛行経路
- 高度や飛行速度
- カメラ設定
を設定することができます。
カメラスペックは『Phantom4Pro』と同じ!
基本ベースドローンは『Phantom4ProV2.0』と同じなので、
- 4K60fps
- 2000万画素
- 1インチセンサー
のカメラスペックになります。
Ocyusync2.0で安定した伝送システム
DJIのドローンは独自の伝送システムを開発しており、機体の特色に応じて異なるシステムになっております。
伝送システムは最近登場した『Mavic2』シリーズと同じ『Ocyusync2.0』になっており、非常に安定しております。
GPSを20個キャッチしたりするので、非常に安心です。
【まとめ】ドローンを使った測量業務
まだ発表直後で実際の業務活用例がわからないですが、DJIならではのドローンの安定性とカメラスペックに測量専用の機材とアプリケーションが加わりますので、非常に期待がもてますね。
実際にドローンを活用して測量業務を行なっている方がいますので、性能上どれだけ使えるかなどお聞きして記事に追記していきたいと思います。
Phantom4 RTK公式ページ:https://www.dji.com/jp/phantom-4-rtk