DJIドローンPhantomにNDフィルターを装着する方法と撮影動画を比較してみた。
ドローンの空撮映像にはNDフィルターが必要な理由とは?
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
ドローンを運用する場面の多くは、『晴天の屋外』ですよね。
しかし、DJIの空撮ドローンなどをそのまま運用していると画像が
『白とびしてしまった』
なんてことはありませんか?
そこで活躍するのが『NDフィルター』になります。
今回は『NDフィルター』についてのご紹介です。
Phantom4ProのNDフィルター
今回DJI社Phantom4Pro純正のフィルターを購入しましたが、以下の3種類があります。
- ND4:光量を1/4に抑える。露出を2ストップ減少。
- ND8:光量を1/8に抑える。露出を3ストップ減少。
- ND8:光量を1/16に抑える。露出を4ストップ減少。
ドローン空撮におけるNDフィルターの必要性
はっきり言ってしまうと、ドローンにおける映像撮影で『NDフィルター』は必須道具になります。
動画は簡単に言うと『シャッタースピード優先が基本』となります。
写真と違って、必要以上にシャッタースピードをあげてしまうと1コマ1コマがパラパラ漫画のようになってしまいます。
映像は適度なブレがあってこそ滑らかな映像になります。
ドローンは撮影ポイントが、海・山などアウトドアな環境がとても多いです。
特に海などでは、光の反射が激しいため、 NDフィルターを使用することで、光の反射を抑えることができます。
また一度に取り込まれる夏場の日中などは光の量が多いため、それを低減させるためにNDフィルターの装着は重要になってきます。
MavicPRO・AIRはF値固定なので、ますますNDフィルターが必要になる
Phantom4Proの場合、F値を調整することはできますが、Mavicシリーズの場合はF値が低い数値で固定されてしまってます。
- MavicPRO:F値2.2
- MavicAIR:F値2.8
そのため、非常に光を取り込みやすく、明るさを調節するには『ISO』の数値を下げるしかないのですが、それにも限界があります。
取り込む光の量を調節して、シャッタースピードを下げるためには『NDフィルター』はほぼ確実に必要だといえるでしょう。
Phantom4ProにNDフィルターを装着する方法
まずは元から装着されている『レンズカバー』を外します。
NDフィルター8を装着する
実際にNDフィルターを装着して空撮してみた。
まだND8のフィルターとしか比較はできませんが、確実に光量が抑えられていることが確認できます。