【DIPS】ドローンの『飛行申請』を『オンライン』で実施する5つの手順
ドローンの飛行承認申請を
オンライン申請する方法
どうもDRONE WALKER(ドローン ウォーカー)編集長の吉武穂高です。
今回は、2018年4月2日より運用が開始された『DIPS』についてご紹介します。
これでついにインターネットのみの『オンライン』でドローンの『飛行申請』ができるようになったぞ!
DIPS|ドローン情報基盤システムとは?
- ドローンの実技操縦10時間以上
- 提出するための書類(Word)を作成
- 国土交通省(東京航空局・大阪航空局)の担当とメール
- 書類に不備がないかチェック
- 修正
- オッケーが出るまで繰り返す
- 最終的に紙ベースで送り、
- 最終的に自宅に飛行承認書が届く
これが『オンライン』のみで完結するため、作業そのものがずっと簡略化されます。
- ドローンの実技操縦10時間以上
- 『DIPS』にユーザー登録
- オンラインで飛行申請の資料を提出
- 不備があればメールで連絡が来る
- 再度修正
- オッケーが出るまで繰り返す
- 『PDF書式』で承認書を受け取る
- 必要があれば『紙ベース』でも書類をもらえる
必要に応じて『紙ベース』の承認書をもらうことができます。
オンライン申請3つのメリット
一見、先ほど紹介したステップは紙ベースの時と変わりありませんが、
『紙ベース』で担当航空局に書類を郵送する
ここがなくなったことで得られるメリットは非常に大きいです。
- 時間の節約
- 手間がかからない
- 郵送代不要
これだけで本当に楽になりました。
全てネット上で完結できるので、非常にありがたいです。
私の周りのドローンパイロットも多くオンライン申請をしております。
初めての方でも問題なく手続きを進めることができたため、その負担は大幅に軽減されたといって良いでしょう。
ステップ①|10時間以上の操縦訓練と航空法を学ぶ
このページを見に来た方は、まだドローンに関する操縦やそれを取り巻く法律などについてもまだまだこれからだと思います。
- ドローンの操縦上達方法
- 改正航空法
- ドローンの飛行場所の探し方
など基本的な勉強をおこなってください。
特にドローンの操縦訓練は必須です。
ドローンの練習方法や練習場所の探し方については以下の記事を参考にしてください。
はじめは場所を探すだけでも一苦労しますが、頑張りましょう!
ステップ②|はじめての方はアカウント作成
- まずは『DIPS』のサイトに入りましょう。
- 上記写真の『はじめての方』から『個人』もしくは『企業・団体』から『アカウント開設』を行います。
- 登録が完了すれば、『申請者ID』と『パスワード』が発行されます。
『個人』もしくは『企業・団体』から『申請者情報』を入力します。
ステップ③|機体情報と操縦者情報の登録
トップ画面からログインしましょう!
申請に必要な情報を準備する
まずは写真上部の『申請に必要な情報を準備する』から
- 無人航空機の登録・変更
- 操縦者情報の登録・変更
を実施します。
無人航空機の登録・変更
実際に使用予定のドローンを入力していきます。
DJIは飛行承認申請が楽!
DJIなど主要なドローンは国交省のホームページに記載されており、登録そのものはそこまで難しくありません。
レーサー機など自作型のドローンは申請がなかなか大変です。
https://drone-aerial-corps.com/2016/10/09/kakaku-com/
操縦者情報の登録・変更
実際の操縦者情報を入力していきます。
国土交通省のHPに掲載されている講習団体から『技能証』の有無から新規作成をしていきましょう。
ステップ④|申請書の作成
実際の申請画面から申請理由・飛行内容など必要な情報を入力していきます。
途中、矛盾点がある場合は、『エラー表示』されるため、適宜修正しながら入力していきましょう!
途中、『ステップ②』で登録した『無人航空機』や『操縦者』なども選択していきます。
内容に誤りがないか確認した上で『申請』を行います。
受付完了
無事、完了すれば、上記の受付画面が表示されます。
申請書の提出後は修正依頼を待ちましょう!
その後、数日程度で担当からチェックが入ります。
『登録したメール』に修正依頼が来ますので、チェックする場合は、上記写真の『申請書一覧』から確認しましょう。
申請内容に不備がある場合は、修正して再提出!
そこに修正すべき箇所が提示されておりますので、適宜作成した書類を訂正しなおしましょう。
訂正が済んだら、再び電子申請を実施します。
という様に、『DIPS』を通じて、修正を繰り返していきます。
ステップ⑤|電子許可証のダウンロード!
というわけで申請内容に不備がなければ、『電子許可書』の登録が完了した旨のメールが送られてきます。
再度、DIPSにログインして、飛行承認の許可書をダウンロードしましょう!
紙ベースで送って欲しい場合は担当航空局に返信用封筒を郵送しましょう!
まとめ|DIPSで申請が大幅にスムーズに!
というわけで、『DIPS』のご紹介をさせていただきました。
今までの方法に比べると大幅に申請は楽になった様に感じます。
実際に業務活用する場合など、国交省の飛行承認申請はマストになってきます。
操作に慣れないと難しい点はありますが、その過程で勉強になることも多いですので、ぜひチャレンジしてみましょう!
ドローンの書籍などで知識を補完することがおすすめ
ドローンに関する法律は航空法だけではありません。
- 電波法
- 道路交通法
- 河川法
- 民法
- 迷惑防止条例
などなど各種法律が関係する場合があります。ドローンに携わる以上、しっかり勉強することは大切です。
このブログでも各種情報発信はしておりますが、まとまった書籍の方が情報をキャッチしやすいメリットがあります。