【phantom4pro】ファントム4の機体チェックから着陸離陸までを徹底解説!
今回はDJI社のphantom4シリーズのドローンの機体のチェックから離着陸の方法についてご紹介していきます。
非常に優秀なドローンで、テレビ番組などでも多様されることが多い機種です。
使い方をしっかり覚えて安全なフライトを楽しみましょう!
機体チェックから電源の起動・コンパスキャリブレーション・機体の離陸〜着陸
まで解説いたします。
【ドローン情報】Phantom4Pro V2.0
製品名 | Phantom4Pro V2.0(ファントム4プロ) |
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価格 | 207,680円 ディスプレイ一体型:243,320円 |
機体重量 | 1375 g |
レンズ | 24 mm f/2.8~f/11 オートフォーカス |
動画 | 4K60fpsで撮影可能 |
静止画 | 2000万画素 |
センサー | 1インチセンサー |
特徴③ | 5方向障害物センサー |
飛行時間 | 最大30分 |
最高時速 | Sモード:72 km/h Aモード:58 km/h Pモード:50 km/h |
最大風圧抵抗 | 10 m/s |
伝送システム | OcuSync 2.0 |
【はじめに】ドローン本体のチェックをしましょう。
まずはドローン本体のチェックをしていきましょう!
1:マイクロSDカードを装着
マイクロSDカードの向きに注意して差し込みましょう。
空撮した写真や映像はこの『マイクロSDカード』に記録されます。
意外と忘れやすいので、ちゃんとチェックしておきましょう!
おすすめのマイクロSDカードは4K記録ができて、32Gの容量になります。
2:プロペラの傷をチェック
phantom4には4枚のプロペラがあり、「黒」と「シルバー」の2種類あります。
ドローンは性質上、どうしてもプロペラが傷みやすいので、フライト前にしっかりチェックするようにしましょう。
もし何かの衝撃でプロペラが折れたり、一部でも損傷している場合は、交換しましょう。
1枚でもダメな「プロペラ」があるとドローンを飛ばすことはできません。
特に夏場は虫などが寄ってきて、切り裂いたりします。
一見触れていなくても自然と草などを切っている場合があるので、少しずつ磨耗していきます。
プロペラはプラスチック。
経年劣化などで気づかないうちに性能が落ちている場合もある。
目視チェックや半年ごとに新品に取り替えるなど基準を作っておきましょう。
コントローラー(プロポ)の準備
1:まずはコントローラのアンテナを立てましょう。
2本のアンテナが平行になるように立ててください。
ドローンとプロポは『電波』によって繋がっております。
アンテナはしっかりと立てておき、ドローン操縦中にも常に機体に向けるよう意識しましょう。
アンテナブースター
単純な仕組みですが、電波の直進性を生かしたアイテムになります。
効果の真偽は人それぞれの体感によるものが大きいですが、個人的には長距離飛行で使ってます。
2:タブレットの固定
タブレットホルダーを伸ばし、これも「カチッ」と音がするよう固定しましょう。
固定が甘いとドローンの操縦中にスマホやタブレットなどが落下してしまう可能性があります。
Phantom4シリーズに合うiPadのサイズは!?
「9.7インチのiPadサイズ」がギリギリ収まるサイズになってます。
3:USBケーブルの接続
タブレットとコントローラをUSBを接続しましょう。
4:接続された上でスティックの動作に異常がないかチェックします。
プロペラの接続と電源を入れる
1:プロペラを装着
「黒」と「シルバー」の2種類のプロペラがあります。
2種類接続するのにそれぞれ決まった場所があります。
「黒」はプロペラの装着部分に「黒点」があります。
「黒」のプロペラん接続方法は押して「左」に回して接続します。
きちんと接続されれば「カチッ」とした手応えがあるはずです。
「シルバー」のプロペラの場合は逆に押して「右」に回すと接続できます。
2:電源を入れる
順番は必ず「プロポ(コントローラ)」の電源から入れ、「機体」の電源をいれます。
この順番は必ず守ってください。
手順を逆にしてしまうと、いきなり機体が反応してプロペラが回転することはありませんが、常にコントロールできるものの電源を残しておくという心構えは非常に重要です。
電源の入れ方は
「一度軽く電源を押し、次は長押しします。」
電源が入ると「電子音」が鳴ります。
その後、タブレットの電源を入れ、「DJI」アプリの起動をしてください。
DJIのアプリのダウンロードはこちらから(https://www.dji.com/jp/product/goapp)
次に機体の電源を入れる。1回軽く押して長押しすると電源が入ります。
電源が入ると「電子音」が鳴ります。
必要があればコンパスキャリブレーションを
コンパスキャリブレーションとは?
ドローンの内部はスマートフォンと非常に似た構造をしています。
そして皆が持っているスマートフォンですが、GPSや電子コンパスの仕組みを理解していない人がほとんどです。
スマホを触っている時にたまに電子コンパスを補正するよう求められることがあります。
しかし、その作業はどこで行ってもいいわけではありません。
電子コンパスはあくまでコンパスなので車など大きな鉄の塊の近くでは行ってはいけないのです。
最低5m以上は離れて作業すべきです。
スマホが示す「北」は北ではなく「磁北」になります。
地球は地軸が少し傾いていて、「真北」と「磁北」は異なります。
これを理解していないと、正しいスマホの方位を理解してないことになります。
ドローンの場合は「コンパス・キャリブレーション」が必要になります。
スマホと同じく、ドローンにも「北」を教える必要があります。
「コンパス・キャリブレーション」は毎回設定を行う必要はありませんが、飛行機・船など大きな金属の近くに長時間置いた場合は必ず設定しておく必要があります。
そして当然のことながら「コンパス・キャリブレーション」は車や鉄橋・鉄塔など金属の近くで行ってはいけません。
不適切な場所でコンパス・キャリブレーションを行うと、上空で誤った方位を認識してしまうと、間違った方向へドローンが飛んでしまう可能性がありますし、最悪墜落の可能性もあります。
そしてこの時に機械の「電子コンパス」や「キャリブレーション」の仕組みを理解していないと、「なぜアクシデントが起こったのか?」その原因にすら気づかない可能性があります。
機体を中心にまわる。
そうするとLEDの部分が緑色になり、
水平方向のキャリブレーションが成功したことがわかります。
次に垂直方向のキャリブレーション
機体のカメラを下に向け、先程と同様に機体を中真に360度回る。
そうするとLEDが緑色の点滅になります。
離陸と着陸の方法
1:機体のバッテリーを自分に向け約3m離れます。
ドローンを飛行させる前は、操縦者と周辺の人々は近づかないようにしましょう。
2:スティックをを「逆はの字」型にします。
そうするとモーターが起動し、プロペラが回転を始めます。
モーターが回転を始めたら、左右のスティックを「中立」に戻してください。
さらに「右スティック」を上に倒して「パッ」と離しましょう。
そうすると機体が浮上しますので、「右スティック」を中立に戻すとその場で「ホバリング」をしてくれます。
スティックを中立に戻すとホバリングします。
右のスティックを下方向に下げると機体は真下に移動します。
ホバリングするPhantom4Pro
ドローンはGPSにより安定した飛行をしてくれます。
DJIの空撮用ドローンは、一度離陸してしまえば、何の操作をしなくても自動でホバリングをしてくれます。
プロポの操作方法
空撮用ドローンの操縦はDJI推奨の『モード2』がおすすめです。
操縦方法は上記の通りになります。
ドローンの基本の動きにはそれぞれ用語がありますので、覚えておきましょう。
ドローンならではの動きを動画で解説
ドローンはカメラが装着してある方向が正面になります。
- エレベーター:ドローンの前進・行進
- エルロン:左右への平行移動
- ラダー:その場で回転をする
- スロットル:ドローンの高さの変化
といった形になります。
操縦する上で、それぞれの動きを組み合わせることでドローンは空中を自由自在の飛行することができるのです。
ドローンの飛行原理
なぜドローンが飛行できるのか理屈を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
着陸する方法
着陸してからもしばらく、右スティックを下にしたままにしておくと機体の動きが止まります。
これで初めの起動から着陸・離陸までの流れになります。
Phantom4Proで空撮できる映像
上記は実際に私が日本全国や海外で撮影してきた映像になります。
ドローンを活用することで今までにない魅力的な映像を撮影することができるのです。
フライト後も簡単な点検を!
ドローンの着陸後は、飛行前と同じくドローンに汚れや傷がないかチェックしましょう。
ウエットティッシュなどを使って、汚れを拭き取りながら実施するとよいでしょう。