【国土交通省】ドローンの『飛行情報共有システム』でできる4つのこと
どうもDRONE WALKER(ドローンウォーカー)編集長の吉武穂高です。
2019年4月23日付で『国土交通省』から新しいオンラインサービス
航空機と無人航空機の情報共有のため、飛行情報共有システム
通称:FISS
なるものが登場しましたので、さっそく登録してみました。
『飛行情報共有システム(FISS)』とは?
航空局では、ドローン(無人航空機)の活用が拡大することに対する安全を確保するために、『飛行情報共有システム』のオンラインサービスを開始しました。
自分が飛行予定のエリアに他の操縦者などがいることを知ることにより事前に事故などを防ぐことに役に立ちますね。
ではできることをザックリ紹介していきます。
【できること①】同じ空域を飛行するドローンの飛行情報の確認
- 飛行の日時・経路・高度
- 運航者の氏名・連絡先など
飛行計画情報を入力することで上記の情報を共有することができます。
【できること②】同じ空域を飛行する『航空機』の位置情報や離発着情報が提供されます。
ドローンと同じ空域を飛行する『航空機』の位置情報や離発着情報が提供されます。
これによりドローン操縦士は飛行情報の確認をすることができ、注意喚起になります。
ヘリコプターなどの飛行ルートを知ることができるので、ありがたいですね。
【できること③】地方自治体の独自で定める飛行禁止エリアの共有
ドローンの運用は国土交通省の航空法以外にも地方ごとに規制の特色があります。
地方公共団体は各自治体で独自に定めている飛行禁止情報を提供することでドローンの運用者に対する注意喚起になります。
地方公共団体は積極的に情報を提供してくれるようになるとありがたいですね。
【できること④】スマホやタブレットでも利用可能
『飛行情報共有システム(FISS)』はパソコンだけでなく、スマホやタブレットなどからも閲覧確認することができます。
場所を選ばずに情報を確認することができるので、嬉しいですね。
早速『飛行情報共有システム』登録方法してみた
【ステップ①】国土交通省のウェブをチェック
『国土交通省 ドローン』で検索していただければ、すぐに登場します。
上記写真の『緑枠部分』をクリックすればオッケーです。
【ステップ②】アカウント作成
まずはアカウントを作ることから始めます。
【ステップ③】個人情報とパスワードの入力
画面に従って、進めると個人情報と専用アカウントのパスワードを設定する必要があります。
【ステップ④】利用規約の同意
利用規約を読んで同意しましょう!
ドローン情報基盤システム
というわけでログインするとこんな感じです。
ここから様々な情報を見ることができますし、こちらから情報を提供し、利用者と共有することができます。
DIPSでの登録データを移行することもできる
- 操縦者
- 所有しているドローン
などすでにDIPSに登録してある情報を飛行情報共有システムにもデータを移行することができます。
はじめ気付かずに一から機体情報を入力してしまいました。
飛行計画の確認
こんな感じで日にちや場所を指定して、飛行計画などの情報を確認することができます。
といってもサービスリリース直後なので、ほぼ何もない状態ですが。
【感想】正直、使いにくい
これまで複数回に渡って、飛行情報共有システムを使わせてもらいましたが、正直使いにくいです(笑)
地図システムから住所検索が非常にしづらいので、自分が飛行予定の場所を探すのために別ウインドウで『Googleマップ』を開きながら正確な場所を地道に探す羽目になります。
もっと使いやすくしてほしいものですが、厳しいでしょうね(笑)
【まとめ】
というわけで、国土交通省から提供された『飛行情報共有システム』を紹介させていただきました。
まだサービスリリース直後で、情報の提供自体は少ないのですが、今後様々な運用情報を共有することでドローン操縦士同士の安全飛行ができるようになるといいですね。