【脱初心者】ドローンスクールや講習に通わずに操縦が上達する練習方法を紹介

ドローン初心者脱却には
10時間以上操縦練習をしましょう!

ドローンを購入した以上、当然上手に操縦できるようになりたいですよね。
「空撮」や「点検」「農薬散布」に「測量」、場合によっては「レース」などドローンには活躍が期待されているフィールドがたくさんあります。
ドローンを自由自在に操縦するためには練習は絶対に欠かせないぞ!
DJI社から出ているphantomなどのドローンはGPSやビジョンセンサーなどの発達で自律飛行が可能であるため、初心者でも思った以上に簡単に操作できてしまいます。
しかし、目的もなく、ただ闇雲にドローンを飛ばしても、操縦技術の上達はしません。
そして、誰にも教わらないまま自力でドローンの操縦をしている人がほとんど、人によってスクールに通って訓練をする人もいることでしょう。
そこでドローンを始めた人でまず迷うのが
- ドローンスクールに通うのか?
- 自力で操縦訓練をするのか?
の2択です。
おそらく一度は考えると思います。
そこでまずはドローンスクールに通うメリット・デメリットをお伝えします。
- ドローンスクールのメリット・デメリット
- よいドローンスクールの選び方
- 自力でもドローンの操縦が上達するための練習方法
- 【動画で解説】10時間までの操縦訓練方法
- 2020年、おすすめの空撮機はMavic2!!
- そもそもなぜドローンの操縦訓練をするの?
- ドローンスクールに通うメリットとデメリット
- ドローンスクールの正しい選び方
- 自力でドローンの操縦を上達させる練習方法
- 頭で考えて操縦するレベルを超え、無意識に自由自在に操縦できるまで落とし込むこと!
- 訓練1:離陸&着陸訓練
- 訓練2:200g未満のドローンで10分間ホバリング
- 訓練3:左右方向への移動と着陸訓練
- 訓練4:前後方向の移動と着陸訓練
- 訓練5:水平方向のコース移動
- 訓練6:ドローンの向きを変えずに「四角形」移動する。
- 訓練7:ドローンの向きを常に進行方向に向けながら「四角形」移動する。
- 訓練8:目視外で訓練してみよう!
- 訓練9:ドローンの向きを変えずに円形に飛行させる。
- 訓練10:ドローンを進行方向に向けた状態で円形に飛行させる。
- 訓練11:ドローンが円の中心を向いた状態で飛行させる。
- 最終訓練:8の字移動
- 【まとめ】地味な練習と操作を頭で考えることなく無意識でできるまで体に叩き込むべし!
- 次のレベルはこちら!
- 空撮は操縦スキルとは別のテクニックが必要!
【動画で解説】10時間までの操縦訓練方法
ドローンの操縦訓練方法について、動画でも解説しております。
YouTubeもかなり力を入れて空撮映像などを発信しておりますので、一度チェックしてみてください。
2020年、おすすめの空撮機はMavic2!!

製品名 | Mavic 2 PRO(マービック2プロ) |
---|---|
価格 | 192,000円(税込) |
機体重量 | 905g |
カメラ | ハッセルブラッド |
動画 | 4K30fpsで撮影可能 |
静止画 | 2000万画素 |
センサー | 1インチセンサー |
特徴③ | 全方向障害物センサー |
飛行時間 | 最大31分 |
最高時速 | 72㎞/h |
空撮業務を視野に入れるのであれば、「Mavic 2 PRO」が断然おすすめです。
非常に高いレベルの安全性とテレビのロケでも全く問題ないレベルで美しい映像を撮影することができます。
映像性能の素晴らしさはもちろんですが、『強風下』でも安定して飛行してくれるのがとにかく頼もしいです!!
今まで散々空撮してきてますが、Mavic Miniにはない安定した飛行性能は本当に頼もしいです!
個人的には最高の相棒になっております笑
そもそもなぜドローンの操縦訓練をするの?

あなた自身の目的に応じたドローンの運用をするためです。
また趣味であろうと、業務であろうとドローンには『墜落』のリスクがあります。
これは空を飛ぶものの宿命です。
しっかりと操縦訓練を積んで、あなたの思うようにドローンを操縦できるようにする必要があります。
ドローンには以下のように墜落する原因があります。
ドローンスクールに通うメリットとデメリット
ドローンスクールのメリット
- プロの操縦士から直接ドローンの操縦技術について学ぶことができる
- ネットなどの情報では聞きにくい様々な現場での声を聞くことができる
- ドローン仲間ができる
- 国交省の飛行承認の書類が一部免除になる資格をもらうことができる
といったところでしょうか。
やはり全くの0からなんとか飛行場所を探して、闇雲にドローンを飛ばしてというステップを踏むと、立派な操縦技術を身につける前に挫折してしまう人も多いと思います。
やはり直接第一人者から操縦についてレクチャーを受けることはとても貴重な経験だと思います。
では次にドローンスクールのデメリットあげます。
ドローンスクールのデメリット
- 費用がかかる
- 悪質なスクールもある
現在、様々なドローンスクールが立ち上がっておりますが、それなりの費用がかかります。
安いスクールでも1日5万円以上、
高いスクールだと3日で30万円とかいうのも聞いたことがあります。
その前に空撮用ドローンとして、Phantom4ProやMavicPROなどを購入しているとそれだけで20万円近くの費用を使っております。
講習も込みでドローンを始めようと思うと『50万円』近くの費用がかかる計算になります。
ここら辺のメリットとデメリットを考えて、スクールに通うか否かを考えるべきだと思います。
ドローンを操縦する上で『免許』は存在しない

『えっ?ドローンって免許はないの??』
と思う方もいるかもしれませんが、ドローンを操縦する上で『免許』は不要です。
よく聞く『資格』というのはあくまで『民間資格』になります。
特定の条件を満たした企業や団体は『国土交通省の認定団体』になれます。
認定団体からの『資格・受講証明』は国土交通省の『飛行承認』を受ける上でその書類が『一部免除』になります。
書類の一部免除は10数枚ある書類が1、2枚が不要になる程度
国土交通省の認定団体のスクールの卒業生が、もし国土交通省の飛行承認を受けようと思う場合、通常10枚以上の書類を作成する必要があります。
が書類の一部免除はそのうち2枚程度の書類が不要になる程度です。
今では『DIPS(オンライン申請)』ができるため、そこまで難易度は高くありません。
そもそも2日3日の短期間でドローンの操縦は上達しない
あともう一点肝に命じていただきたいのは、たかが2、3日の講習で操縦訓練をしたからといって
『ドローンの操縦はうまくなりません!』
車の運転と同じで人それぞれ上達スピードは異なりますが、私自身の経験と、100名以上の方にドローンの操縦をレクチャーさせていただいた経験から
- 10時間以上の訓練:車の仮免くらい
- 30時間以上の訓練:業務でギリ活用できるレベル
といった印象です。
スクールに通って、よく練習できる環境であれば
2、3日で10時間程度の実技訓練ができます。
(ひどいスクールだとほとんど練習できない場合もあり)
しかし10時間きっちり今回ご紹介する基本の操縦訓練を積んだだけでは、到底現場で空撮業務はできません。
基本操縦ができる上で海や山、強風下などさまざまなロケーションで訓練を積むことで実践向けのスキルが身につくのです。
ドローンの操縦上達に必要な
ドローンの操縦は、車の運転と同じで
- 中長期的に時間(50時間以上)かけて練習すること
- 様々なロケーションで操縦することを経験すること
- 正しい知識を学ぶこと
- 知識を現場で活かせる経験に変えていくこと
これらを日々積み重ねて、レベルを上げていく必要があります。
基本操縦と空撮スキルは全くの別物
さらに言うと操縦のための訓練と「空撮映像」のためのスキルは全く別物になります。
ただドローンを飛ばせるだけでは、全く意味がないのです。
空撮業務の価格が暴落しているのは、『ただドローンを持って、ただ飛ばせればいい人』がなんでもいいから仕事を獲得しようとしているからに他なりません。
ドローンスクールの正しい選び方
正直、資金に余裕があるならしっかりと目的を定めた上でドローンスクールに通った方がおすすめです。
私は通いませんでした(^_^;)
この辺りの理由を解説すると長くなりますので、以下の記事に書きましたのでよかったらご覧ください。
先にも紹介したように多くの人がドローンの資格に関して、よくわからないまま
- ドローンはビジネスチャンスだ!
- 資格を取ろう!
という煽り文句を受けてスクールに通ってしまう人もいます。
それではただのいいお客様にしかなりませんので、スクール選びはしっかりと
- あなた自身がドローンを通じてどうしたいのか?
- そのスクールでどんなことが学べるのか?
- 周囲からの評判はどうなのか?
ということを考えて選びましょう!
さてようやく本題に入りますが、今回のタイトル通り
『自力でドローン初心者を脱却するために必要な操縦方法』をお伝えします。
自力でドローンの操縦を上達させる練習方法

ドローンを安全に扱う上でも訓練は欠かせませんので、今回はドローンの操縦技術が上達する訓練を幾つかご紹介します。
頭で考えて操縦するレベルを超え、無意識に自由自在に操縦できるまで落とし込むこと!
『意識する➡︎考える➡︎操縦する』ではなく、
『意識する➡︎操縦する』
まで落とし込むべし!
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”dronewalkerhodaka.jpg” name=”吉武”]車の運転と同じですね。[/chat]
訓練1:離陸&着陸訓練
操縦者から3m離れた位置でドローンを離陸させ、3m上昇させた後にその場に着陸をさせる。
これを5回繰り返す。
➡︎まずは基本の離着陸の訓練です。
phantom4など比較的上位のドローンを使用すれば簡単に操作できます。
ホビードローンであれば、かなり難しいので、ホビードローンをメインに練習してみてください。
訓練2:200g未満のドローンで10分間ホバリング

操縦者の目線の高さで一定時間ホバリングを続けることができる。
ホビードローンの方がホバリングの維持に技術が入りますので、ホビードローンを使って訓練しましょう。
バッテリーが切れる10分程度の時間ずっと地面に落とさずにホバリングができるようになりましょう。
訓練3:左右方向への移動と着陸訓練
指定された離陸ポイントから左右方向に20m離れた距離にそれぞれ着陸ポイントを設置し、正確な場所に着陸をすること。
この動作を5回連続して安定して行うこと。
➡︎正確なドローンの操作と、操縦者の距離感をつかむ上でとても大切な訓練になります。
目の前のドローンを正確な場所に着陸させることも風が少し強いだけで意外と難しいので、ここでドローンの操作と、ドローンと目標ポイントまでの距離感覚をつかみましょう!
訓練4:前後方向の移動と着陸訓練
指定された離陸ポイントから前後方向に20m離れた距離にそれぞれ着陸ポイントを設置し、正確な場所に着陸をすること。
この動作を5回連続して安定して行うこと。
➡︎訓練3の前後バージョンです。後方にドローンを着陸させるときはあえてドローンを目視せず、タブレット画面だけで操縦してみると目視外の訓練にもなるのでチャレンジしてみるといいかもしれません。
ただし、いくら近距離とはいえ、周りに人がいない条件で訓練してください。
訓練5:水平方向のコース移動
一定の高さを維持したまま、指定されたポイントを順番に移動することができるようになる。
➡︎これは普段の練習場にカラーコーンなどや障害物を設置して独自のコースを作ると面白いと思います。
私の場合は木などの自然物をコースにして練習しております。
訓練6:ドローンの向きを変えずに「四角形」移動する。

ドローンの向きを正面に見据えた状態で、四角形に移動させます。
これはスティックを組み合わせる動作ではないのでphantom4であれば比較的簡単に操作できると思います。
スクエア移動を俯瞰撮影した映像になります。
訓練7:ドローンの向きを常に進行方向に向けながら「四角形」移動する。

先ほど動きは同じですが、ドローンの向きが異なります。
常に進行方向に向けた状態で操縦しましょう!
訓練8:目視外で訓練してみよう!

先の訓練を目視外で行ってみるのもいい操縦訓練になります。
ただし、安全監視員などを立てた上で行うようにしましょう。
またドローン操縦者もドローンに接触する恐れがありますので、確実にドローンかつすぐに目視でも操作できる場所と環境でで訓練しましょう!
訓練9:ドローンの向きを変えずに円形に飛行させる。

円形は四角移動よりも難易度が上がります。
ドローンを正面に向けたままドローンを円形に移動させましょう。
コツは前進・後進のスティックの切り替えです。
ドローンが180度対面に移動したときに左右のステッィクを切り替える必要があります。
自然と綺麗な円が描けるよう、体で覚えるまで訓練をしましょう!
[speech_bubble type=”fb-flat” subtype=”R1″ icon=”dronewalkerhodaka.jpg” name=”吉武”]この操縦訓練だけでバッテリー1本分つかってもいいくらい練習しましょう! [/chat]
サークル移動を俯瞰撮影した映像になります。
訓練10:ドローンを進行方向に向けた状態で円形に飛行させる。

離陸させたらドローンを左右どちらかに90度向けた状態で、常に円の進行方向にドローンを正面に向くように移動させるようにしましょう。
訓練11:ドローンが円の中心を向いた状態で飛行させる。

今度はドローンを円の中心に向けた状態でドローンを円形移動させましょう。
ここまで出来るようになるとかなり上達しております。
最終訓練:8の字移動

最後は8の字移動です。
ここもできればドローンの向きにこだわって操縦できるようになればかなりの腕前です。
8の字移動を俯瞰撮影した映像になります。
【まとめ】地味な練習と操作を頭で考えることなく無意識でできるまで体に叩き込むべし!
いかがでしたでしょうか?
Phantomなどただ単純に操作することは簡単でも、機体の向きにこだわって移動するだけで難易度は格段に上がったと思います。
ドローンはマルチコプター複数枚のプロペラを持ち、3次元空間を自由自在に移動できるため、向きなどにこだわり操作をしだすと操縦難易度は格段にあがります。
本気で操縦技術を学ぼうと思うと、自動車学校みたいな形で操縦訓練をしなければならないレベルかも・・・
また人によっては業務などで目視外の飛行や夜間飛行・物を配送するなど特殊な技術が必要になる場合があります。
とても奥が深いドローンの操縦。
次のレベルはこちら!

3次元の動きに挑戦!ドローン操縦が劇的に上達する訓練マニュアル